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質問できない人への処方箋

質問することは難しい

質問とは自身のわからないことを、他人に聞いて答えてもらことです。「わからないことを聞く」というのは、実は難易度が高いコミュニケーションです。求めている答えを相手から引き出すためには、ピンポイントで聞きたいことを的確に示す必要があるからです。
例えば、講師が「説明したことを理解できましたか?何か質問はありますか?」と聞いたとき、受講生は「わかったとは言えないんだけど、どんな風に質問すれば私が求めている答えを得られるのだろうか?」という難問が立ちはだかります。実は、説明されたことを理解するより、的確に質問する方が難易度が高いのです。
なお、質問できない人は、能力的にできないわけではありません。様々な課題によりできないと思い込んでいるだけです。そのため、ここでは「自称質問できない人」と書きます。

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質問を阻害する要因

自称質問できない人が質問しない理由はいくつかあります。

言語化できない

自称質問できない人になぜ質問しないのかを聞くと、「わからないと認識はしているが、何がわからないのかを示すことができない」と言う人がほとんどです。これはわからないことをわかる言葉を使って言語化できないことや、わからないことが多岐に渡っているため、混乱状態になっていることが原因です。

失敗経験が多い

先に述べたとおり、的確に質問することは難しいので、未熟な人ほど質問で求めている答えにたどり着いく人は少ないと言えます。
「質問したけど伝わらなくて、有耶無耶にされた」
「質問したけど質問の仕方が悪いと怒られた」
「頭の良い人は的確に質問できている」
そんな出来事をたくさん見てきて、自分は質問する資格が無いんだ。と諦めている人もいるのではないでしょうか。

質問するまでの判断が難しい

「いつ」「どこで」「誰に」質問すればよいのかわからず、行動に移せないことがあります。
講師が説明している最中にわからないことが出たとき、

すぐに聞いてよいのか
後で質問タイムが用意されるのか
全体の場で聞いてよいのか
個別に聞いた方がよいのか
講師に聞いてよいのか
隣の受講生に聞いてよいのか

などなど、考えることが多いのです。これによって、もともと質問しようとしていたことが、どのように質問しようかと考えていることに上書きされてしまうのです。

不安によるブレーキ

人は多くの人の前で恥をかくことを最も嫌います。
「質問内容を理解してもらえなかったらどうしよう」
「質問したけど相手にしてもらえなかったらどうしよう」
「周りの人の時間を無駄にしたらどうしよう」
「周りに悪い影響を与えたらどうしよう」
質問する際に、こんな不安を抱いたことはあるのではないでしょうか。この不安から脈拍は上がり緊張状態になって質問できなくなってしまうのです。

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質問を増やすには

わかったことになる圧力

講師が「質問がないということは、全てわかったということですね」と発言し、質問しないことに対して圧力をかける方法があります。これである程度は質問の数を増やすことができますが、これは質問できる人が質問するようになるだけで、自称質問できない人は質問するようにはなりません。この手段は教室やグループ内でリードできる人を見つけるために活用できる方法です。

いつでも質問できる環境

質問する人が判断なく質問できるようにすることが重要です。教える側の人は「いつでも質問してよい」と明言しましょう。どれだけ質問しても良いと伝えます。「そんなことしたら、時間が足りなくなるじゃないか」そんな風に思う人もいるでしょう。大丈夫です。質問を受け付けるだけ受け付けて、回答は後でまとめてすればよいのです。

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質問したことを称賛する

「何を聞いても受け入れられる」「質問したこと自体を褒めてもらえる」のような環境を作ることは重要です。これを意思に反してやるのではなく、質問すること自体が難しいことと理解したうえで褒めることが重要です。作られた称賛は逆効果です。先に話したとおり、適切に質問するのはとても難しいことです。それをチャレンジしたこと自体が素晴らしいのです。

少人数のグループで質疑応答する

3~5人程度のグループワークなどでわからないことを共有して教え合うことからスタートするとよいです。大人数だとプレッシャーが高まって質問できなくなるからです。

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質問に対して質問する

意図がわからない質問については、やさしい質問として返して共通認識できるまで確認します。やさしい質問とは、「YES、NO」で答えられる質問です。「〇〇ということがわからないですか?」「✕✕については理解できていますか?」のように聞きます。

質問できるようになるには

自称質問できない人は、「わからないことを、どうやってわかるように伝えればよいのか?」という悩みを持っています。この悩みの根本原因は、自身が考えていることを言葉にできないことです。自称質問できない人は、普段から自身の考えを説明することが少ないでしょう。自身の考えを説明しないのですから、当然自身がわからないことも言葉にできないですよね。だから、とても重要なことは、

質問力を上げたいのなら、自身が理解していることを説明することからスタートする。

これにつきます。

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