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最短でプログラミングできるようになる方法

イテレイティブの平瀬です。
弊社はプログラミング未経験者を、プログラマーやSEとして成長させることはもとより、リーダークラス候補の人材にまで育てるお手伝いをさせていただいています。
この教育には様々な仕掛けがあり、1エントリーでは語り尽くせませんので、ここではプログラミングの習得方法について述べたいと思います。
プログラムイメージ

要点は下記のとおりです。

  1. 文法より組み立て方を最初にマスターすること
  2. ひとつの要素を網羅しようとしないこと
  3. 完成したプログラムを他人に見てもらうこと

それでは、個々を説明します。

見出し

文法より組み立て方を最初にマスターすること

最も大切なのはプログラミング言語の文法を覚えることと、プログラムの組み立て方(ロジックとかアルゴリズムと呼ばれるもの)を理解することを分けて習得することです。
この二つで最初に習得すべきことは組み立て方です。なぜならば、文法がわかってもどの文法を使えばよいのかが判らなければ、いつまでたってもプログラムを完成させることができません。また、組み立て方はどのプログラミング言語でもほとんど変わりませんから、簡単なプログラミング言語で組み立て方だけを習得することができます。
概念図イメージ

一方、文法についてはどうでしょうか。一般的なプログラミング言語は書き方が厳密に決まっていて、プログラムを一文字間違えて書くだけで全く動かなくなってしまうこともあります。初心者はこの間違い探しに必死になることが多く、組み立て方習得の妨げになります。また、文法はバリエーションがものすごく多いため、覚えるのにコストがかかります。そもそも、一般的なプログラマーの大多数は一部の文法しか覚えていません。なぜならば、仕事で使う文法は限られていますし、調べながら書ければよいためです。
弊社は「Scratch」というおもちゃを使った教材で、組み立て方のみを最初にマスターできるようにしています。
Scratchイメージ

ひとつの要素を網羅しようとしないこと

一つのことを全て理解してから先に進もうとしてはいけません。例えばプログラミング言語の機能を全部理解しようとしたり、技術書一冊を全部理解しようとしたりしてはいけません。少ない知識で実現できるアプリケーションを作りながら習得していくのが最短です。具体的には、下記の手順で行います。

  1. ひとつの構成要素(変数、反復、分岐など)を書籍やネットで学習します。
  2. 学んだ知識だけで完成できるプログラムをネットなどで複数探します。
  3. それぞれのプログラムがどんなアプリケーションなのかを書きだして問題にします。
  4. 1つの問題を解きます。このとき、解答を見ながら解いて構いません。
  5. 解き終わったら自分がつまづいた箇所を学習しなおします。
  6. 答えを見ずに解けるようになるまで4から繰り返します。
  7. 他の問題を答えを見ずに解きます。

こうやって演習問題を何度も繰り返し解いて基本を身に付けましょう。限られたパターンでほとんどのプログラムは完成できるため、何度も解きながら身に付けることが有効です。○○の時は××と書くのようなパターンを反射的に出る状態にまで持っていけば、考えることがどんどん減っていきます。よく、プログラミングは「論理的思考力が必要」と言われていますが、特段この能力が高い必要はありません。最初はパターンを身に付けることが重要です。
閃き

完成したプログラムを他人に見てもらうこと

作ったプログラムを完成させて満足してはいけません。作ったプログラムを他の人に見てもらいましょう。良いプログラムは正しく動作することに加えて、他の人が理解しやすいことが重要です。自分ひとりでは「他の人が理解しやすいか」を判定することはできませんから、実際に他の人に見せてアドバイスを受ける必要があります。
話し合い

以上がプログラミングを最短で身に付ける方法になります。弊社の研修でも実際にこれらのやり方を実践していて、高い評価をいただいています。ご興味がある方は弊社まで気軽にお問合せください。

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